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原発性不妊の治療法~経口避妊薬で女性ホルモン補充

原発性不妊とは、不妊症のタイプの一つで、正常な性行為を行っても2年間1度も妊娠しない夫婦の場合です。
原発性不妊の原因は、男性と女性の両方にあり得ます。
基礎体温、精液検査、頸管粘液検査、子宮卵管造影検査、経膣超音波検査などの基本検査を行い、異常が発見されたらホルモン検査など次の検査に進みます。
原発性不妊の原因によって、さまざまな治療法がとられますが、経口避妊薬で対処するケースもあります。

経口避妊薬には、女性ホルモンの卵胞ホルモンと黄体ホルモンが配合されており、服用すると妊娠と似た状態になって排卵が抑制されます。
通常は、避妊のために使用しますが、不妊治療でも次のような用途で使われることがあります。

経口避妊薬を飲み続けたあとに、服用をやめると、生理が起こります。
この作用を利用して、生理周期を安定させたり、体外受精の排卵日程の調節のために使います。

不妊症の原因として卵巣嚢腫や子宮内膜症がある場合、この治療のために経口避妊薬が使われることがあります。
卵巣嚢腫や子宮内膜症は、排卵のたびに症状が進むので、排卵をとめて進行を抑制するのが目的です。

もともと体内の黄体ホルモンの値が低い場合には、子宮内膜がはがれやすくなり、妊娠しても流産しやすくなります。
経口避妊薬には黄体ホルモンも含まれているので、服用することで黄体ホルモンを補充でき、子宮内膜が維持できます。

経口避妊薬の副作用には、吐き気や頭痛、乳房痛、不正出血などがあります。
これは、含まれている女性ホルモンのうち、卵胞ホルモンによって起こる副作用です。
経口避妊薬は、卵胞ホルモンの量によって、高用量ピル、中用量ピル、低用量ピルに分類され、卵胞ホルモンが多いほど効果は高いのですが副作用も強くなります。
治療で処方される場合には、副作用についても確認するとよいでしょう。

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